Be Silent! 〜 ミニサーバ日記 〜 34. Xサーバを導入してみた


 完全サーバ用途なので、GUI環境はおろか、コンソールすらも、今やまず使わず、 もっぱらsshかtelnetで操作していてもなんら不都合のないミニサーバ。 そもそも、もうキーボードが繋がっていない(笑)。

 当然Xサーバなんて動かしてるわけがないのだけど、突然思いついた。 ミニサーバをXサーバにするんじゃなくて、Windowsマシン側をXサーバにしてしまえばどうだろう。 そうすれば、普通にWindowsの操作もできるのはもちろん、Xのプログラムも 同じウィンドウで操作できるではないか。素晴らしい!早速試してみよう。

 まずはXじゃないんだが、お手軽にVNCを動かしてみた。 VNCはWindows-Windowsでリモートで操作するために、今までにもよく使っていたから、 大体の使い勝手は知っている。

 ミニサーバでvncserverを起動して、xeyes、xcalc、ktermなどの定番プログラムと、 飛び道具にGIMPも起動してみて、さらにその上にPhotoshopを起動してみると、 こんな感じになる。

 ところが、この状態で例えばxeyesあたりをクリックすると、xeyesって実際はvncなので、 全画面表示のvncの画面が手前に出てくることになり、 Photoshopはそれに隠れ去ってしまう。 こちらとしては、xeyesを手前に出したかっただけなのに。 そんな感じで、本格的に使うにはいまいち使い勝手が悪いので、 やはりちゃんとしたXサーバを試してみようと思う。なるべくフリーで。

 と思って探してみたものの、フリーのXサーバというのは以外に少ない。 見つけても既に商品化されていたり、公開停止になっていたりして、 結局、フリーでまともに使えそうなのは、cygwinの 上で動くXFree86だ。しかしこいつら、ホントに何でも移植してしまうな。(笑)

 とりあえず、ダウンロードしてインストールしてみた。 そしたら、Windowsマシンが、Xサーバになるどころじゃなくて、 bashは動くわviは動くわ、X立ち上げたら立ち上げたで、 まんまxtermが動いちゃったりして、Xサーバにするつもりが、 UNIXマシンに化けちゃったよ(笑)。

 しばらく触ってみて、これでもまあ充分といえば十分なのだけど、 主にパフォーマンスの点でいろいろ細かい部分にアラが目立つ。 商用のXサーバも含めて、(主に値段で比べて)検討した結果、 結局ASTEC-Xに 落ち着いた。画面イメージはこんな感じ。

 xeyesを手前に持ってきても、下にあるPhotoshopが隠れることなく 見えていることがわかる。


トップ もどる