Be Silent! 〜 ミニサーバ日記 〜 17. ファイヤーウォールの設定をした


 次の日、起きてメールをチェックすると、一日一回届くはずのメールは、きちんと届いていた。
うれしい。

 でもまだ設定は残っているのだった。今日は iptables の設定をするよ。
 iptables というのは、Linuxでの用語だが、ミニサーバ上から送受信したり、ミニサーバを 通過したりするIPパケットを、いろいろ遮断したり通過したりログしたり変換したり、といったことを 行うためのしくみだ。この機能を使うとパケットフィルタリングをしたり、 ファイヤーウォールとして設定したり、IPマスカレードを行うブロードバンドルータとして 動作するようにしたりできる。
 (いろんなものに対していろんな操作をできるので、一言で説明するのが難しい)

 ミニサーバも、一種のブロードバンドルータとして使うことになるので、そのように設定 しなければならない。RedHat Linuxの場合は、/etc/sysconfig/iptables というファイルに、 なんだか変な文法で設定内容を書くことになっているようだ。ていうか本来このファイルは 設定用ツールで自動的に生成されるもののようで、「人間はいじるな」と書いてあった。
 でも私はその設定ツールは削除してしまっていたので、構うことなく手で修正します。(^_^;

 それでなんとかwebは見られるようになった。でもftpが使えない。
 それもそのはず、ftpはちょっと特殊なのだ。よく「PASVモードにして云々・・・」という 話題が出るとおり、ftpは普通のシカケでIPマスカレードしてもうまくいかないので、 Linuxの場合はftpに特化したカーネルモジュールをロードしなければいけない。このモジュールは ip_conntrack_ftp と ip_nat_ftp という。で、案の定デフォルトでは組み込まれて いなかったので、modules.conf を修正して、必要なときに組み込まれるようにした。
 ftpupload.ken16.net と 某サーバ に繋いでテスト。OK。


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